飛蚊症
明るい所や白い壁、青空などを見つめたとき、目の前に虫や糸くずなどの「浮遊物」が浮かんでいるように見えることがあります。視線を動かしてもなお一緒に移動してくるように感じられ、まばたきをしても目をこすっても消えませんが、暗い所では気にならなくなります。このような症状を医学的に「飛蚊症」と呼んでいます。
加齢黄斑変
網膜の「黄斑」という組織に老化現象が原因となり、視野の中心部部分、一番見たいところが見えづらくなってしまう病気です。黄斑は「見る」ために非常に重要な部位です。年齢を重ねるにつれて起こる見え方の変化は、いわゆる老眼によるものだけでなく、加齢黄斑変性のような加齢にともなう病気からくる場合もあります。
アレルギー性結膜炎
目の結膜に付着したスギ・ヒノキ・ブタクサなどの花粉、ダニ・ハウスダストなどによって引き起こされるアレルギー性疾患で目のかゆみ・充血・メヤニ・流涙、目がゴロゴロなどを引き起こします。引き起こす原因となる物質は、アレルギー性鼻炎と殆ど同様で、一年を通して起こる通年性(ダニ、ハウスダストなどによる)、ある季節にだけ起こす季節性(花粉などによる)があります。
細菌性結膜炎
黄色ぶどう球菌、表皮ぶどう球菌など、おもに身の回りに存在している細菌が感染して起こります。一般に粘く黄みがかっためやにが多く出て、白目が充血します抗生物質の点眼薬をきちんと使用すると数日で治ります。うつることはまれですが、体力の落ちている方や 乳幼児がいるお家では注意しましょう。
はやり目
まぶたの裏側のブツブツや充血、まぶたの腫れ、流涙などの症状が激しくあらわれます。感染してから7~14日で発病します。